流転〜雨〜

意外に人気あるなあ。


「この曲のここは、なんとかのどこそこ」とかって、しばしばあ
るのだけど、「流転〜雨〜」は全くもってそういうのがない曲で、
アイディアの元として少し「太田蛍一の人外大魔境」の一番最後
に入ってる曲くらい(曲的には全くもって似ても似つかないが)。


この曲のベースには「夜の森」があって、同じようなことをやっ
てるのだけど、静かにやってるのが「流転〜雨〜」で、そうでな
いのが「夜の森」。この曲のタイトル候補として「記憶の粒」と
いうのがあったのだけど(だから英文タイトルがfragment of memoryなわけ)、
何故記憶なのかと言うと、こうすれば「初めて聞いたのに聞い
たことがある」という錯覚って生まれるのかな?ということを
やってて、いわば「実験的」な曲だったのと、あとは真ん中の
フュージョン(?)みたいなのやってみたかったのと、和音階
みたいの使わず、「間」だけで水鏡ぽくしてみようとか、サビ
のとこ以外のメロディがどうにも考えつかず、「えーいっ!」
でムチャクチャなまま持ってったものが、珍しく(笑)双葉さ
んに褒められたりで、あまり完成されずに表に出た曲なのだけ
ど、予想外にウケがよく2ndのラストとなった。柳川さん曰く、
こういう構成のわかりやすい曲は好かれる、だったし、レーベ
ルの人も最初聞いて、「この曲は良くなるよ」と言ってくれて
たり、某重鎮もこの曲を褒めてくださったり。


たまたまさぼってぐうたら寝てた日に、雨が振ってたからで、
その日が晴れてたらできてなかったのかも。